車の中でお弁当

まだ、彼と私が「友達」だった頃のお話です。 あと少しで恋人になりそう・・・ そんな予感を持っていた当時の出会い。 彼からお誘いがあったのは「水族館」でした。 私は水族館が大好き。 そんな話をしていたのを覚えていてくれたのだと思います。 その水族館には芝生があり、 お弁当などが食べられる場所が設けられています。 「お弁当、作っていこうか?」 そういう私に彼は喜んでくれました。 当日の朝。 土砂降りでした。 水族館なので‘予定変更‘は無いと思ったのですが、 お弁当は流石に無理だろう・・・ そう思い彼にメールをしたのですが、 「どうしても作ってきて」 という彼。 男性はお弁当に対する思い入れってあるのでしょうか?(笑) 土砂降りにも関わらずお弁当を作った私。 水族館でひとしきりはしゃいだ後、お弁当はどうするんだろう・・・。 そう思ったら 「車の中で食べる」という彼。 折角だからと雨にも関わらず、品川埠頭まで車を走らせ ぼんやりと見える海を見ながら、車の中でお弁当を食べました。 その時の嬉しい顔。 今でも忘れられません。 それから程なく彼とお付き合いする事になったのですが 「どうしても手作りのものが食べたくて無理を言った」 と教えてくれた彼。 私の手作りを食べたいと思ってくれた彼の気持ちを改めて強く感じ、 とても嬉しく思いました。

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